暮らしのメディア

パートを辞める言い方をそれぞれ紹介!責任者・他の上司・同僚

パートを辞めるときは、どのように退職の意思を伝えれば良いのか、言い方に困ることも多いですよね。また、辞めるときはあわせて挨拶をすることがほとんどですし、どのような言葉を伝えるべきなのかどうかも迷うところです。

そこで今回は、パートを辞める言い方について詳しく解説していきたいと思います。責任者に対する退職意思の言い方や、他の上司、同僚である同じパート従業員に対する言い方など、それぞれパターン別に言うべきことを解説していくので、辞めるときはぜひ参考にしてみてください。

パートを辞めるときは言い方に気を遣うのがマナー

一般的なマナーとして、パートを辞めるときはある程度言い方にしっかり気を遣っておきたいところです。もう辞めてしまうのだから関係ないと思っていると、正直言い方はとても印象の悪いものになってしまいます。辞めたあとも非常に後味が悪くなります。

そこまで長い期間パートをしていたわけではなかったとしても、パートを辞めるときには言い方に気を遣うのがマナーです。気持ちよく次の道に進むためにも、パートを辞めるときは言い方にしっかり気をつけていきましょう。

パートを辞めるときの言い方を相手別にチェック!

ではここからは、実際にパートを辞めるときの言い方を、相手別にチェックしていきたいと思います。パートを辞めるときは、責任者である店長や社長に退職の意思を伝えるのはもちろんのこと、他の従業員にも、退職意思を伝えておくことは必要になります。

それぞれへの言い方のポイントは、ぜひ以下を参考にしてみてください。

全員共通:辞める時期と感謝の気持ちは必ず伝えよう

まずは全員共通の言い方ですが、言うべきことは辞める時・タイミング、そしてお世話になったことに対する感謝・挨拶です。

・「〇月末で辞めることになりました。短い間でしたが、ありがとうございました」
・「〇月〇日で退職することになりました。いろいろとお世話になりました」

といったような具合で、辞める時期と感謝の気持ちは全員に伝えるようにしましょう。

店長や社長などの責任者への言い方

重要なのは、店長や社長などの責任者への辞める意思の言い方ですよね。言い方のポイントとして必要になるのは、

・いつ辞めたいのか、時期やタイミングの希望
・パートを辞める理由、事情
・辞める前の確認事項

以上のような点です。

ちなみに時期ですが、言いさえすればどんな時期でも大丈夫というわけではないのでこの点も注意が必要です。というのも、基本的にパートを辞める場合は2週間前~1ヶ月前の申告がマナーとなるからです。1ヶ月前に余裕を持って言えるのがベストでしょう。しっかりタイミングを言いさえすれば翌日や3日後でも辞められるというわけではないため気をつけてください。

また、基本的には理由や事情を話しておくのも大事なことです。義務ではありませんが、言われれば「なぜ?」と聞かれることがほとんどです。どうしても言いたくない場合を除いて、なるべく辞める理由は伝えるようにしましょう。

最後に「確認事項」ですが、これは貸与物の返却や有給休暇の消化、辞める前に必要な手続きなどの確認の話です。漏れがあっては最終的に自分自身が困る可能性があるため、気になることはこの段階でしっかり聞いておきましょう。

他上司(社員)への言い方

他の社員に対しての言い方として気をつけるべきポイントは、基本的に全員共通の部分と同じです。辞める時期(できれば辞める理由も)と、挨拶をしっかり済ませておきましょう。個人的に親しく話す社員がいたのなら、その人にはしっかり挨拶をしておきたいところですね。

また、職場によっては、店長や社長などの責任者と普段はほとんど話す機会はなく、接するのは他社員の方が多いということもあるでしょう。最初の研修などでお世話になり、かなり密に接した社員もいるはずです。そのような社員には、丁寧に挨拶を済ませておきましょう。

自分以外のパート・アルバイト従業員への言い方

自分以外のパート・アルバイト従業員にも、辞めるときは挨拶をしっかり済ませておく必要があります。シフトによってはなかなか会えない人もいるでしょうから、そのような人は会ったタイミングで辞めることを伝えておきましょう。

パートの仕事内容や自分のポジションによっては、辞めるときの何らかの引き継ぎが必要になる場合もあります。引き継ぎの内容を責任者や他社員に伝えるか、それとも後任となる別のパート従業員に伝えるかどうかは職場によりますが、もし他のパート従業員に引き継ぎが必要なら、辞める前に必ず共有を忘れないようにしましょう。

パートを辞めるときの言い方に困る理由とは?

状況によっては、パートを辞めるときの言い方に困ることもあります。その原因や理由について整理してみましょう。

普段から話さない人が多く挨拶が気まずい

挨拶することが気まずい、あまり話さない人が多いので正直話しかけづらい…という心理が働く人は多いでしょう。確かに話す機会自体が少なければ、挨拶すること自体もためらってしまうものです。どんな言い方をすれば良いのか、困ってしまう人も多いはずです。

ただ、それでも何も言わずに辞めてしまうのはマナー的に避けたいところです。話すことが少ない人ばかりで言い方に困ったときは、なるべく簡単に挨拶を済ませるなどの対処を取っていきたいですね。

正直嫌で辞めるだけなので理由を伝えるのが気まずい

理由の言い方に困ってしまうという人も多いのではないでしょうか。例えば家庭の事情などの理由で辞めるなら、理由としては正当なものですし、言い方に困ることはあまりないでしょう。ですが、例えばパートが嫌で辞めるという場合なら、正直話すのもなんなので、どのような言い方をすべきか迷ってしまうものです。

ブラックでお世辞にも労働環境が良いとは言えないパート先の場合、心身ともに疲れてそれが原因で辞める人も多いはずです。そうなると「なんで辞めるの?」と聞かれたら、理由を正直に伝えるのも困ってしまいますよね。

その他、人間関係に悩んで辞めるときも、理由の言い方には困るものです。いじめに遭っていたり、お局社員・パートと馬が合わなかったり、そもそも店長が嫌だったり……そんな事情が関係してくると、事実を包み隠さず言うのもためらわれるでしょう。

いつ頃切り出せば良いのかタイミングに困る

言い方に困る理由は、タイミングに迷うから…というのもあります。忙しいパート先や店長となかなか会えないようなパート先の場合は、いつ言うべきなのか、タイミングに困ってしまうことも多々あります。人手不足の職場の場合、そもそも時期的に辞めていいのか迷う心理もあるはずです。

なかなか辞めることを切り出すタイミングがないのなら、仕方がないため、店長がいるタイミングを狙ってパート先に電話をかける、もしくは他の社員に相談することなども大切でしょう。

また、ほぼシフトのかぶらないパート・アルバイト従業員には、実際のところ挨拶はわざわざしなくても良いかもしれません。短時間で勤務するパートの場合は、他の時間帯に勤務する人とは基本的に接しないものです。もし話す機会がくればそのときに伝えれば問題ありませんし、辞めるまでに会う機会がなかったとしたら、わざわざ無理に伝える必要はないでしょう。

パートを辞めるとき理由の言い方に困ったら

パートを辞めるときに理由の言い方に困ったときは、以下のようなポイント・対処法を意識してみましょう。

そこまで密に接していない従業員には理由を言わなくてもいい

あまり話したことのない人に対しては、確かに挨拶するのもなんとなく気まずいですよね。ただ、それでも挨拶しないわけにもいきませんから、形式的に「お世話になりました」の一言と辞める時期を伝えるだけで問題ないでしょう。

パートを辞めるときは基本的にしっかり挨拶することが大事ですが、そこまで細かく考える必要はないのも事実です。理由を言いづらい場合もあるでしょうし、親しく接していたわけではない人には、わざわざ理由を伝える必要もありません。

言いたくないときは「家庭の事情」など適当ににごしておく

パートを辞めるとき困るのは、やはり理由の言い方です。まっとうな理由があれば問題ありませんが、かなり個人的な理由だと、ストレートに言うのは少しためらわれるもの。マナー的に言うべきではない理由もあるでしょう。

そんなときは、「家の事情」などと伝えて、適当ににごしておくのがおすすめです。家の事情と言われれば、多くの人はそこまで突っ込んできません。プライベートなことをわざわざ詮索するような、野暮なことはしないということです。

ただ、店長などの責任者に伝えるときは、理由について詳しく聞かれることもあるでしょうから、子供の面倒や親の介護など、それらしい理由をあらかじめ考えておくと良いかもしれません。

職場環境に問題があるならはっきり伝えるのもあり

理由の言い方を考える際に、確かに言いづらい部分は多少あるかもしれませんが、そもそも職場環境自体に問題があって辞める場合は、はっきり理由を主張して辞めるのもありです。

いじめが原因で辞めるなら、どんな嫌がらせを受けたのか、誰にいじめられたのかなどは伝える必要があります。また、責任者や他社員のパワハラなどが原因で辞めるなら、どんな発言や行動が嫌だったのか具体的に伝えることも大事です。長時間労働やサービス残業などに不満があったのなら、それを直接伝えることも必要でしょう。自分に非はないと考えるなら、辞める理由を言うことをためらう必要はありません。

まとめ

パートを辞めるときは、さまざまな理由から言い方に困ることがあるものです。どんなふうに伝えれば良いのか、いつ辞めると言えば良いのか、全員に丁寧に挨拶するべきなのかなど、言い方として困るポイントはたくさんありますよね。

場合によっては、職場の環境が嫌で辞めることもあるでしょう。そんなとき、そもそも職場環境自体に明らかに問題があるのなら、ストレートに理由を伝えることも大事です。もし「この環境さえ改善されれば辞めなくてもいいかも」と思っているのなら、主張したことでパート先が環境を改善してくれる可能性もなくはありません。