退職したい!そう思ったら、会社ともめたりせずにすんなり退職したいものです。
しかし、引き止めにあったり条件交渉にあったりして、すんなり退職できるケースは少ないもの。そこで今回は、退職したい時におすすめな言い訳をケース別に紹介します。
会社がブラックなため退職したい
勤めている会社がブラックな場合、退職したいと思った時に、早急に行動に移すことをお勧めします。
というのも、ブラックな会社に勤めていると、だんだん洗脳されてしまってその会社がブラックなのか分からなくなってしまうのです。
そして、ブラックな会社を止められない人たちと妙な連帯感を持ってしまい、イチ抜けすることが難しくなってしまいます。
そうなってくると退職がかなり難しくて、退職するにはまず自分の考えを変える必要があるようです。
ブラックの会社と言うのは、その妙な連帯感を生むのがものすごく上手です。
それこそ、少し宗教じみていると言ったら偏見になってしまうのかもしれませんが、ブラックな経営者は飴と鞭を使い分けるのが非常に上手。もうマインドコントロールです。
会社を経営するトップに立つ以上、ある程度マインドコントロールが必要になるケースは多いかもしれませんが、それこそ法律ギリギリを責めてくる始末。
そのため、長くブラックの会社に勤めているうちに、何が正しいか、自分はどんな考えを持っていたのか、分からなくなってしまいます。
そして自分が置かれている状況に何の疑問も持たなくくなって、ブラックな会社を辞めようという気すら起きなくなってしまうのです。
そのため、退職したいと思ったら、あまり時間をかけずにすぐに行動に移すことをお勧めします。
「家庭の事情で退職したい」
そんなブラックな会社をすんなり退職する方法は、家庭の事情を理由にすることです。
勤務時間や、給料、休みなど、条件を引き合いに出してしまうと、それを解決すれば続けられると言う認識を持たれてしまいます。
そうなってくると、そこからスムーズに退職にもっていくことが非常に難しくなるので、やむを得ない事情で退職をしたいと申し出るのがお勧めです。
例えば、パートナーの転勤や、田舎に住んでいる家族が病気になってしまったから帰らなければいけない、など、あなた以外に替えのきかない理由を伝えることで、不要な引き止めに合う可能性を低くすることが可能です。
「体調を崩したため退職したい」
こちらもやむを得ない事情の1つですが、体調崩したため退職をしたいと言うのがお勧めです。
このとき、病院の診断書があるとなお良いでしょう。
実際に体調崩してなくても、自己申告の上診断書が出る病気もありますのでお医者さんに相談してみましょう。
体調崩して通常勤務ができない社員は、会社としても引き止めておく事はありません。
もしかしたら休職をしてから復帰をしたらどうだ、と言われることがあるかもしれませんが、そこは長期的に療養が必要になる可能性を伝えて退職の意思を伝えましょう。
給料が低いため退職したい
他社と比較して自分が今勤めている会社の給料が低いことで、退職をしたいと思うケースがあります。
仕事量に対して給料が見合わないと、自分のスキルを正当に評価されていないと感じてしまい、退職を考え出すものです。
そして、自分がより成果を発揮できる環境に身をおきたいと思うのは当然のこと。
一度そういったことを考え出しててしまうと、仕事に対するモチベーションが下がり、仕事の継続が難しくなります。
給料のためだけに働いているわけではないと言ったって、やはり給料は仕事を続けるだけの大切な理由ですから、気になって当然です。
給料が低いと思ったことにより退職をしたいと思ったら、次の言い方で退職交渉をしてみましょう。
「生活のために(家族のために)給料が高いところに転職する」
給料が低いことを理由に退職をしたいと思った時は、正直にそう伝えることをおすすめします。
言い方としては、「給料以外には何の不満もないが、生活の兼ね合いもあり、家族のためにより給料が高いところに転職する。」と、決定事項として伝えると良いでしょう。
そこで会社があなたを引き止めたいと思ったなら、まず転職先がどのくらいの額の給料を提示しているのかを確認するはずです。
そしたら、ここは実際の額でなくてもいいので、自分が希望する給料を会社側に伝えましょう。
あまりリアリティがない金額だと会社側も疑ってくるため、現実的なところで伝えるようにしてください。
運が良ければ、この切り出し方で条件を引き上げて会社に残ることが可能です。
ただし、本当に退職を決意していない時はこの言い方はおすすめしません。
「給料が少ないから退職も検討している」くらいに、相談ベースで上司に伝えるようにしましょう。
この言い方だと退職にならなくても条件が上がらないままだと結構気まずいので、あくまで退職を決意して、すんなり辞めたい時に使うと効果的です。
同僚や上司とどうしても合わないため退職したい
同僚や上司とうまが合わなくて退職をしたい、これも良くある退職を考える理由のひとつです。
会社の人は毎日顔を合わせる必要がありますから、うまが合わないとストレスがたまってしまって大変です。
そのため、会社の人間関係についてはかなり気をつかっている人が多いかと思います。
それでも、たくさんの人が集まれば、何かしらの問題が生まれるもの。
あなたに落ち度がなかったとしても、理不尽な態度とられてしまうことが多かれ少なかれあるでしょう。
うまが合わない程度だったらまだ耐えられたものも、嫌がらせなどに発展してしまうケースもあります。
そうなってくると業務にも支障がでてくるため、仕事を続けることが困難になります。
こういった、人間関係を理由に退職をしたいと考える時は、次の言い方で退職を切り出してみましょう。
転職先が決まったため、退職したい
この人間関係が理由で退職をしたいケースだと、理由を正直に伝えてしまうと、自分が気まずい思いをしたり、あなたが子供っぽい人に見えてしまう可能性があります。
「退職を考えている会社からどう思われようと気にしない!」と言うのであれば構いませんが、このような言い方をすると当人同士で和解を求められる場合があり、そうなってくるとかなり面倒です。
特にうまが合わない相手と話し合いの機会を持つのは大変ですし、相手に悪気が一切なかった場合は寝耳に水。
あなたが『いきなりいちゃもんをつけてきて、上司から注意をされている』と、相手からのイメージが悪くなってしまいます。
そうなってくると、退職までの残りの期間で出社し辛くなったり、良くない噂を立てられてしまうなどの弊害があるので、ここで正直に理由を伝えることはおすすめしません。
「転職先が決まったため、退職したい」といった理由であれば、良くある退職理由なので気にも留めないでしょう。
しかし、内部の人間関係が理由だと上司にも責任がありますので、追及される可能性があるのです。
そのため、転職先が決まったという決定的な理由があれば、特に問題が起こることもなくすんなり退職することができるでしょう。
パワハラやセクハラがひどいため退職したい
同じ社会人としてありえない話なのですが、同僚や部下などにパワハラやセクハラをしてくる人は少なからずいます。
運悪くターゲットになってしまったら、退職を考えるケースが多いでしょう。
日常的にパワハラやセクハラをされていたら、必ず業務に支障が出てきますし、自分のストレスもどんどん溜まって正常な状態ではいられなくなってしまいます。
このような場合にありがちなのが、我慢をして耐えてしまい、結果心の病気になって退職になるというケースです。
心の病気にかかってしまうと、治療までにかなりの時間を要する場合があります。
そうなってしまう前に、パワハラやセクハラをされたらすぐに退職を検討しましょう。
自分が悪くないのに退職に追い込まれるのはかなり理不尽な話ですが、自分の心を壊してしまうよりも逃げた方が健全です。
証拠を揃えて上司に退職理由として伝えるのがおすすめ
パワハラやセクハラを理由に退職をするときは、その証拠を揃えて上司に退職理由として正直に伝えることがおすすめです。
そのため、いつどこで何をされたかなど、日常的に記録をしておきましょう。
写真やボイスレコーダーの記録などもあればなお良いです。
ただでさえ心にダメージを受けているのに、相手を告発するのはかなりしんどいことかと思います。
しかし、相手に一矢報いるためにも、ぜひそこは勇気を出してみてください。
どのみち退職してあなたは新しい道を歩むことになりますし新しい道を歩むことになります。
退職までの期間関係性が悪くなったとしても、告発する価値はあるはずです。
パワハラやセクハラを当然のように行ってくる人は、そもそも社会人としてあり得ない話で、今後会社にとっても悪い影響を与え続けることになるでしょう。
会社側としてはそういった危険因子は無くしておきたいはずですので、上手くいけばパワハラやセクハラをしてきた相手は左遷か解雇になるはずです。
まとめ
様々な理由で退職を考えたときに、「退職をしたい」と思ったときに、相応しい理由を伝えることですんなり退職することができます。
退職はかなりエネルギーを使うものですので、不要な引き止めや嫌がらせになるケースは避けたいところ。
状況をよく見て、退職理由を使い分けると効果的です。
そして、退職理由を伝える時は、固い意志をもって完結に伝えるのがおすすめ。
退職を伝えるのは勇気が必要ですが、社会人のけじめとして、できれば顔を合わせて伝えると良いでしょう。