何らかの理由で現在ニートの状態の人は、もう就職できないんじゃないかと思っているのではないでしょうか。
確かにニートから就職するのは難しいのかもしれませんが、本当にニートからの就職は難しいのか、リアルな真実について徹底調査しました。
今ニート状態の人はもちろん、もうすべてが嫌でニートになろうかという寸前の人まで、実際のところはどうなのか、リアルに感じてみてくださいね。
目次
ニートからの就職はできない?リアルな真実とは
一度ニートになってしまうと「もう二度と正社員として働くことはできないだろう。」と思っている人も多いと思います。そしてその思いは、インターネットなどの情報によってさらに、
「ニートだから就職することができない。」
「今から就職するなんて無理。」
という風に、ニートの状態である年数や、自分の年齢、社会からの疎外感などが複雑に絡み合うことで自分自身が、
「ニートからの就職はできない。」
と、決めつけてしまっている人が実はとても多いのです。
しかし、リアルな真実のひとつとして、ニートから就職して正社員になり、社会復帰した人は想像以上に多くいます。
頑張って一歩踏み出した人の多くは、ニートだったことが嘘のように就職して社会復帰しています。
それは20代だけではなく、30歳を過ぎていても、これまで正社員の経験がないという人も変わりません。
「ニートからの就職はできない。」と決めつけるのはやめましょう。
多くの企業は、高齢化社会などの影響を受け人手不足が深刻化しています。そのため、現在では未経験者やブランクがあってもやる気のある人を求めている正社員の求人が多くあります。
インターネットの情報にあふれているネガティブな情報ばかりを鵜呑みにするのではなく、少しでも早くニートから脱出するように就活をスタートさせることをおすすめします。
ニートから就職できない人の傾向とは?
ニートからなかなか就職することができない人の傾向は、正社員としての経験がないから、学歴がないから、年齢が高いからという理由とは限りません。
ニートから就職できない人の傾向は、
・あれこれ考えすぎて行動できない人
・働きたい職種や企業など特定のものにこだわり過ぎてしまっている人
・自分のこれまでのことや将来のビジョンなどについてしっかり考えられていない人
などがあります。
どんなに働きたいと思っていても、そのための行動を起こさなければ現実のもとのはなりません。
今の自分の現状を把握した上で、自分のやりたいことと、できることを判断し客観的に行動できなければ難しいでしょう。
ニートから就職を目指すときに心に留めたい基本
ニートから就職を目指したいという場合によくありがちなのが「就職できればどこでもいい。」という志向です。
ニートの状態でいる自分を雇ってくれる企業があるならという思いになってしまうことは理解できますが、働けるならどこでもいいという考えは、いざ仕事に就いてから長続きできないケースが多いです。
次こそは失敗しないように、ニートに戻ることがない就職先を選ぶことが何よりも重要です。
そのためには、
・自分の好きなこと
・得意なこと
・苦手なこと
など自己分析をしっかり行ってから、長く働くことのできそうな仕事を選ぶことが大切です。それでもまたニート状態に陥りそうになることもゼロではありません。
そのことも想定した上で、仕事をするということはひとつではなく選択肢があることと、まずはその選択肢のひとつに挑戦するという気持ちで就職先を探すようにしてみましょう。
ニートから就職するための就活 理解すべきこととは
ニートから就職するために行う就活は、新卒者や転職などによる中途採用の就活とはやはり異なるものとして取り組むことが大切です。
そこで、ニートから就職するための就活で理解し取り組むべきことについていくつか紹介していきます。
ニートから就職しよう!一生ニートでいるのは難しい
20代や30代という年齢でニートの状態に陥ってしまったという人は、
「少しゆっくりしたらまた社会に復帰すればいいだろう。」
という風に、ニートでいることに後ろめたさはあるものの「そのうちに。」と思い、気がついたらもう何年も過ぎていて、就職することにためらいと諦めの気持ちを抱いてしまっている人もいるのではないでしょうか。
しかし、ニートの状態を一生続けていくことは経済的にも難しく、働くことができるのに働かないという人は生活保護の受給も難しいなど現実は厳しいです。
ニートの期間が長くなればなるほど、日を追うごとに厳しい状況となること、今のままではいられないという危機感を持つことが大切です。
ニートからの就職は、少しでも早くがポイント
ニートの状態になってしまった年齢を問わず、ニートからの就職は少しでも早くがポイントです。
今の年齢はもちろんですが、ニートでいた期間が短ければ短いほど、ニートからの就職はしやすくなります。
ニートからの就職がしやすいかどうかは、採用する企業側からだけではありません。
自分自身も社会から離れている期間が短ければ短いほど、馴染むことができる期間も早くなるので、ニートからの就職は、少しでも早くがポイントです。
ニートからの就職が難しかったらフリーターからスタート!
ニートからの就職を目指して就職活動をしてみたけれど、全く就職にこぎつけることができないという場合は、少し方向転換をして、フリーターからスタートしてみるのもひとつの方法です。
フリーターとして働く場合も、就職したいと思っている職種などに近いものを選ぶようにするなど、次の就職へと繋がりやすいものを選んで行うのがポイント。
ただお給料をもらうことを目的とするのではなく、少しでも自分に自信がついたり、明るくポジティブになれるような職種や環境を求めるようにしましょう。
ニートから就職するためにやるべきこと
ニートから就職するためにやるべきことと言ったら、何かとても大変で難しいことをやらなくてはいけないように感じる人も多いかもしれません。
もちろん、
「頑張ったけれどダメだった。」
「たくさん嫌なことがあって傷ついてニートになってしまった。」
という人にとってはハードルが高いと感じることもあるかもしれません。
しかし、ニートから就職するためにやるべきことは特別なことでも、難しいことでも決してありませんので、自分の心と体の状態を見ながら取り組んでみましょう。
ニートから就職するなら規則正しい生活を心がける
まず、ニートから就職する場合、どんな職種に就く場合でも役に立つのが、規則正しい生活を心がけることです。
毎日決まった時間に起床し、決めたルーティーンをこなして、夜は翌朝の起床に支障のない時間帯に眠るようにすることです。
時間の規制のないニート状態の場合、いつ何をしても問題がないので、つい夜中から朝方まで起きていて、眠くなったら眠るという生活をしている人が多いと思います。
しかし、就職して社会に出る場合は、そうは言ってられませんので、就職することを想定した上で規則正しい生活を心がけるようにしましょう。
ニートからの就職はネガティブにならず、ポジティブになれるように行動する
ニートの状態にいる人の中には、ただ
「毎日決まった生活をするのが嫌だから。」
「朝起きられない。」
「仕事が面倒で。」
など、怠けたいという思いが強く出る人が一方で、
「仕事にうまく取り組むことができなかった。」
「社内の人間関係を上手に作れなかった。」
「大きな失敗をしてしまった。」
など、辛い思いをしてニートになってしまった人もいると思います。そのような人は、社会で働くことに対してネガティブな気持ちになり、自分に対してもダメな人間だと思い自信を無くしてしまっている人もいると思います。
ニートから就職しようと思うなら、ネガティブな自分もある程度は受け入れて、ポジティブになれるような行動を起こしていくように意識することも大切です。
ほんの少し意識するだけで、自分の中に変化を感じ、これまで怖かった社会がそうでもないと思えるようになっていくと思います。
できるだけポジティブに考え、行動できるように意識することが大切です。
ニートが就職するための就活をスムーズにさせるコツ
就活をスムーズにさせるコツは、心が元気でやる気のある状態の時には、難しいものではありませんが、何かしらのトラウマを抱えているニートにとっては少しハードルが高いと感じてしまうかもしれません。
しかし、それでもニートが就職するための就活をスムーズにさせるコツについていくつかアドバイスしたいと思いますので、ぜひ実践してみてくださいね。
ニートが就職するための就活で、面接に失敗しても諦めない
ニートが就職するための就活では、例え面接に失敗したと思っても諦めない心を持つことを意識します。
就職するために受ける面接は、ニートであろうとなかろうと誰でも緊張するものです。
「面接は緊張するもの。」という風に、ニートだから特別と思わず、もしも失敗してしまったと思った時には、「面接の練習をさせてもらった。次の面接に活かしていこう。」という風に思うようにしましょう。
ニートが就職するための就活は、ひとりにこだわらない
ニートに限らず、就職や転職のための就活は、自分ひとりですべてを行うものと、ひとりにこだわらないことも大切です。
特にニート状態の人は、自分の良いところもすべて悪いと思ってネガティブに考えがちの傾向が強いです。
ネガティブな志向は、求人票を探しても自分はきっと採用されないだろうと諦める傾向が強いと思います。
せっかくのチャンスを逃さないように、就職支援などを利用して、ポジティブに就職活動できる方法で行うようにしましょう。
ニートが就職するための就活は、必要に応じて資格取得を目指す
ニートが就職するために就活を始めると、働いてみたい仕事の採用に有利となる資格の存在を知る場合があります。
そのような資格があったら、就職活動と同時進行で資格取得を目指してみることをおすすめします。
就職活動の面接の席でも、資格取得を目指して勉強中ということも話題にでき、採用担当者にも、就職や仕事に対して前向きに取り組んでいると好印象を与えることにも繋がります。
必要だと感じる資格があったらどんどん挑戦してみましょう。
ニートが就職するための就活は、就職支援をフル活用する
ニートが就職するための就活は、「ひとりにこだわらない。」という説明もしましたが、そのために活用できるハローワークなどの公的機関や、就職サイトなど民間企業で行っている就職支援を活用していくことをおすすめします。
公的機関や民間企業で行われている就職支援は、ただ求人情報を紹介するだけではなく、履歴書や職務経歴書の書き方や面接の受け方など、ニートという状態が不利にならないような取り組み方を教えてくれます。
また、適職や適性を客観的な立場から判断してくれるなど、ニートが就職するための就活として有効活用することができるので、どんどん利用していくようにしましょう。
まとめ
ニートが就職するためには、自分自身の意識を就職に持っていくことと、そのためには自分だけではなく利用できるものを「徹底的に利用してしまおう!」という気持ちを持って取り組むことが大切です。
ニートの状態に陥ってしまう人の多くは、とても繊細です。
誰かに頼ることを「恥ずかしいこと。」「ダメなこと。」という風に自分を追い込んでしまった結果、社会に出られなくなってしまっているのだろうと察します。
就職するために利用できるものを利用することはダメなことでも、恥ずかしいことでもありません。
利用できるものは、誰にも遠慮する必要はないと思って利用し、ニートからの就職を実現させていきましょう。