「第0問 今日ここにいる自分を褒めよ」これは慶応義塾大学の最寄り駅に貼られていた広告です。この広告が貼られていた日は大学入試。受験生を鼓舞する粋な対応にSNSを中心に話題となりました。この広告を作ったのは、「代々木ゼミナール」。CMなど広告に力を入れているイメージがありますが、実際の授業体系や特徴はどうなのでしょうか?
今回はそんな悩みを解消すべく、「代々木ゼミナール」について授業内容や気になる口コミまで、徹底的に解説していこうと思います。どうぞ最後までご覧になってください。
目次
代々木ゼミナールの基本情報と特徴をご紹介
代々木ゼミナールは高校生、高卒生を対象にした予備校です。「志望校を母校にする。」をモットーに、自分の目標に向けて全力で取り組める環境が整備されています。かつては全国に校舎がありましたが、現在は東京、札幌、新潟、名古屋、大阪、福岡に校舎を構えています。高卒生を対象にドーミーとも提携し、浪人寮も設置。芸大・美大受験向けの「造形学校」などもありますが、ここでは大学受験対策の塾について紹介します。以下、特徴を説明していきます!
一つ目は、授業スタイルを自由に選択できるということです。代ゼミでは、対面授業と映像授業のどちらも選択することができます。いずれの場合も一回90分です。対面授業では決まった曜日に授業を受けることができ、双方向型の学びを得ることができます。一方、映像授業に関しては自宅で受講するか、校舎に通うかも選択可能。高校生や部活や課外活動が忙しい時期。急な大会などもあるため、対面授業だと振替が面倒くさいというケースもあると思います。その点、映像授業では好きなタイミングで受講できるため、普段の学校生活に組み込みやすいです。また、いつもは対面で受講しているが欠席した場合や、もう一度単元を復習したい場合でも映像授業を使用することができます。
2つ目は綿密なカリキュラムが組まれているという点です。高校生クラスでは高校3年間を通して、基礎的な学力向上と受験に向けた応用力を身に付けます。学力に合わせてクラスが分かれており、自分の習熟度に沿った授業を受けることができます。また、高校3年生では志望校別に講座が開設されています。入試問題に特化した対策を行えます。そんな授業を教えるのは、難関試験を突破した代ゼミ講師。参考書の編纂に関わるような名物講師も在籍しており、質の高い授業が受けられることは間違いありません!
3つ目は「授業」に留まらないサポートが受けられるということです。担任が一人ひとりにつき、定期的な面談を通して進路相談などに乗ってくれます。また、校舎には学生スタッフが常駐。現役の大学生であることや年齢が近いことというメリットを生かし、より近い距離で学習相談や質問などに対応してくれます。さらに、保護者の方に対するサポートも充実しています。定期的なガイダンスや面談を通して、子どもの現状を正確に把握し保護者の悩みも解消することができます。
その他、「独自の暗記アプリの導入」や「ブース型の自習室」などここには書ききれなかった特徴が代ゼミにはあります。総じて、大手塾ならではのサポートの手厚さや、実績多数の講師陣などが魅力と言えるでしょう。
代々木ゼミナールの料金体系・授業料は?授業体系・コース別にご紹介
この章では年代別に分けて、具体的な授業内容について紹介していこうと思います。ここで紹介した以外にも多くの講座があり、また校舎によって開講されているクラスが異なりますので、気になった方は公式HPやパンフレット等でご確認ください。また、料金については形態が複雑なため、紹介しません。ご了承ください。
代々木ゼミナールの高1・高2生向けの講座
高1・高2生は受験に向けた基礎力を養成する期間です。そのため、「レベル別講座」が開講されています。教科は主に英語や国語、数学です。この時期から勉強を重ねることで、他の受験生より先んじて学力を伸ばすことができ、想定より高い偏差値帯の大学を目指すことも可能です。
代々木ゼミナールの高3生向けの講座
高3生は現役での合格を第一目標に演習も合わせた授業が行われます。開講されているのは基礎力と応用力の両方を養成する「レベル別講座」、志望校別に入試問題を分析した授業が行われる「受験対策講座」の2つ。特に重要になってくるのが後者の講座です。私大、国公立では入試形態は大きく異なり、学校によっても出題傾向は違います。そのため、高校などの一律な学習では対応できないのが現状です。一方、「受験対策講座」では入試に対応した指導が行われるため、無駄なく効率的に演習することができます。しかし、入試対策には基礎的な学力が不可欠なため、「レベル別講座」との併用受講がおすすめです。
代々木ゼミナールの高卒生向けの講座
高卒生は1年という長い時間をどう使うかが大切です。代ゼミではそんな問題を解消するため自分に合ったオーダーメイドのカリキュラムを作成してくれます。例えば、得意科目と苦手科目の学力にムラがある場合は「レベル別講座」を使用し対応。「オリカリ」と呼ばれるこのシステムは、受講中の変更も可能であるため、現状の学力に応じたカリキュラムを随時組むことができます。
また、そこまで苦手と得意に差がない、全体的に志望校に学力が足りていなかった…という人のために、志望校別のカリキュラムで学習を進めることもできます。例えば「エグゼクティブ東大文科」では徹底的に二次試験対策を行い、論述試験に対応できるようにします。同じレベル、志望校の学生と一年間学習することで、お互い切磋琢磨しながら終始高いモチベーションで塾に通うことができます。浪人の一年をどう過ごすか教えてくれるHRや、現役生より頻度の高い面談も行われ「苦しい」と言われる浪人生活も万全のサポートで挑むことができます。
加えて、カリキュラムとは別に、集中的にその教科を学ぶ「単科ゼミ」というものも設置されています。ここでは「医系英語」などワンランク上の授業を受けることができ、苦手科目を重点的に学習するならぴったりの講座になっています。通常授業を受講している生徒は授業料優待制度もありますので、積極的に受講することをおすすめします。
代々木ゼミナールの夏期講習・冬期講習情報はこちら
代ゼミでは長期休暇に合わせて講習も実施されています。講習のみの受講も可能ですので、つい休みをだらだらと過ごしてしまう生徒にとっては、有効的に活用できる良いチャンスです。「代ゼミってどんな塾?」というように体験感覚で授業を受けることができます。この章では昨年のデータを基に、具体的な内容について紹介します。
代々木ゼミナールの夏期講習
高校生向けの講習は、「2コマ×2日間」や「1コマ×4日間」などシンプルな構成。部活などと両立しながら、自分の苦手科目を克服することができます。授業内容としては、通常の授業と同様にレベル別に分かれた講座が設置されています。講習の間は自習室の利用も可能。夏の間に学習習慣を身に付け、二学期以降の学習に活かしていきましょう。
高卒生向けの講習は志望校別に分かれたクラスが設置されています。入試の頻出分野に絞った学習が行われ、秋からの本格的な学習に弾みをつけることができます。講習からの入塾も可能です。
代々木ゼミナールの冬期講習
冬期講習は入試直前。受験生にとっては最後の追い込みをする期間となっています。非受験生は要点を絞ったレベル別授業が行われますが、受験生は「共通テスト対策」や「二次試験対策」など演習を通じた最終調整がメインです。実際の入試のようにテストを受け、そのあと解説が行われるというシステムなので緊張感を持ちつつ受験に慣れることができます。
代々木ゼミナールの評判・口コミ情報はこちら
ここからは実際に子どもを塾に通わせている保護者から見た評判を紹介していきます。生の声を知ることで、通塾のイメージがつかめると思います。
質問対応にも真摯に対応してくれる。スタッフとの相談も的確。
カリキュラムが多様に設置されているため、自分に合った講座を選ぶことができた。
駅の近くにあり、周辺の施設も充実している。安心して通わせることができる。
全体的に校舎が清潔。自習室も使いやすいらしく、子どもが積極的に通っている。
生徒のモチベーションが保てるように講師がコーチングしてくれる。
「子どもの意欲が上がる」といった口コミが目立ちました。自習室の環境など、些細なことでモチベーションは上がります。細かいところまで整備されているという点もこの塾の特徴ですね。
「料金」に関する評判・口コミ
料金に関する口コミも紹介します。概ね「相場に比べたら妥当」という反応でした。
相場よりも安く感じる。
通っている高校によっては学費の減免制度があり、ありがたかった。
他の塾に比べて高く感じる所と、安く感じるところがあった。
代々木ゼミナールの合格実績はこちら
最後に、気になる合格実績について、公式HPを基に一部抜粋してお伝えします。具体的な人数については把握することができませんでしたが、東大や旧帝大、難関私大も合格者を輩出しており、圧巻の実力と言えるでしょう。
【国公立大学】
東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学、東北大学、大阪大学、九州大学など
【私立大学】
早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学、東京理科大学など
代々木ゼミナールのご紹介まとめ
見た人を惹き付ける代ゼミの広告。その広告の感動に留まらない魅力がこの塾にはたくさんありました。柔軟なカリキュラムや実績多数の講師陣、手厚いサポートなど学力を伸ばすには最適な環境が整備されている代々木ゼミナール。今回の記事を見て気になった方は是非資料請求をしたり、お近くの校舎にお問い合わせください。
今回は以上になります。ここまでご覧いただき、ありがとうございました!