フリーターは一般的に見て、結婚するのには少々不利なところがあります。現在フリーターをしている人で結婚願望を持っている人は、結婚を真剣に考えるためにも今後の働き方とはよく向き合う必要があるでしょう。
そこで今回は、フリーターが婚活する前に就活すべき理由について解説していきたいと思います。
現在フリーターをしていて、「もしかしたらこのままずっと結婚できないかも…」と感じたら、今後の就職についてはしっかり意識を高く持って行きましょう。
フリーターとは結婚したくないと感じる人は多い
一般的なイメージとして、「フリーターとは結婚したくない」と感じる人は多いです。
特に男性の場合は、フリーターよりは正社員の方が結婚には有利になりやすいでしょう。フリーターのままでは良い人が見つかっても、フリーターという時点でお断りされてしまうことは多いはずです。
正社員ではないものの、仕事はしていて貯金もあるから問題はないのでは?と思う人も多いかもしれません。しかし現実はそこまで甘くなく、やはりフリーターと正社員の印象の違いは明らかなものです。
まずは、次項からフリーターが結婚できない理由について考えてみましょう。
フリーターが結婚できない理由とは
フリーターが結婚できない、結婚できないことにフリーターであることが関わってくるのには、以下のようなポイントが関係してきます。
結婚しても貧乏になりそうな印象が強い
フリーターは正社員と比べて賃金が安く、ボーナスや各種手当もあまりもらえません。しかもずっとその会社で働けることが保証されているわけではないため、安定していないという意味でも経済力の低さは否定できません。
これに対して正社員は収入も安定していて貯蓄もしっかりある人が多く、少なくともフリーターよりは信頼に足るでしょう。フリーターと結婚すればいずれ貧乏になりそう、経済的に困窮しそう、そんなイメージが強くなりやすいのです。
精神的・経済的に自立していないと思われる
フリーターは、第一印象として精神的・経済的に自立していないイメージを持たれることが多いです。
・親などの家族に甘えて生活していそう
・一人で生活していくスキルが低そう
・お金の管理能力が低そう
・子供っぽい価値観を持っていそう
このようなイメージを持たれることが多々あります。結婚は恋愛とは違いますし、誰だって相手は大人として自立した考え方を持った人が一番でしょう。しかしフリーターはその立場の性質上、自立していないイメージを持たれがちです。そのため多くの人は、フリーターを積極的に結婚相手に選びたがらないのです。
相手の家族に反対されるケースも多い
フリーターが結婚できない理由は、周りの人に反対されやすいことも関係してきます。自分たちは構わないと思っていたとしても、相手の親に反対されてしまうなどのケースはよくあります。
親としては、子供には信頼できる人と結婚してもらいたいものです。連れてきた結婚相手がフリーターと聞けば、正直不安視してしまう心理はあります。結果として、「結婚するなら就職してから」という話になることは多いです。
婚活してもフリーターの時点で魅力を感じてもらえない
フリーターは結婚のために婚活しても、そもそも魅力を相手に感じてもらえないことが多いです。
婚活のために婚活パーティーや出会いのあるイベントに参加しても、「フリーターをしている」と聞けば、相手は自然と結婚相手としては対象外にしてしまうということです。お見合いをしても、フリーターという時点でお断りされてしまうことはありがちです。
もともと交際していた恋人がいて、その人と結婚するという話にでもならない限り、フリーターはなかなか婚活を成功させることができないのです。
フリーターより正社員の方が結婚できるのはなぜか
では逆に今度は、フリーターよりも正社員の方が結婚できる傾向にある理由を考えてみましょう。
フリーターよりも経済的に安定している
正社員は、フリーターよりも経済的にとても安定しています。毎月の収入も高ければ、その分貯金もあるでしょう。各種手当なども、正社員の方が明らかに充実しています。もちろん正社員の場合は、フリーターと違って急に仕事に困るような心配はあまりありません。
しかも正社員は、仕事を長く続けることで、キャリアアップしていくことができます。つまりそれによって年収アップが望めるようになるということです。30代、40代と年齢を重ねて出世していけば、高い給料がもらえる役職に就くこともできるでしょう。
経済的に安定していることは、幸せな結婚生活を送るうえで大事なポイントになります。お金だけが幸せになるために大事な要素というわけではありませんが、重要な要素であることには変わりないでしょう。
「お金がない」「家計が厳しい」というストレスを日常的に抱えなくて済む、マイホームを購入できる、便利な地域に住める、子供に良い教育を受けさせられる、家族旅行に行ける……などなど、結婚生活においてさまざまな嬉しいポイントがあるのは事実です。
フリーターより自立している人が多く信頼されやすい/h3>
フリーターよりも正社員の方が魅力的だと思われやすいのは、やはり自立しているという点で信頼されやすいからです。
正社員は一人の大人として責任を持ち、自分のやるべきことをしっかりやる真面目な人が多い傾向にあります。フリーター=不真面目というわけではありませんが、傾向として、正社員の方が精神的に大人であることは間違いないでしょう。
自立している人と結婚すれば、結婚生活でもつまらないことでトラブルになることはないはずです。そんな安心感が、結婚したいという信頼につながっているのです。
結婚したいならまずはフリーターを卒業しよう
結婚願望がある人で現在フリーターをしている人は、まずはフリーターを卒業して自分の印象を高めることが大切です。
特に男性の場合は、結婚前に就職することは非常に重要なことです。男女平等の考え方の現代社会ですが、やはり男性が仕事・女性が家庭を守るといったイメージは根強く残っていますし、実際にそうしている夫婦は全体の大多数を占めます。そのため男性フリーターは、女性フリーターよりも結婚しづらくなるのは明らかです。
ここからは、そんなフリーターが結婚のために就職するために必要なポイントを解説していきたいと思います。
フリーターは就職に不利。理想を高くしすぎないよう注意
フリーターは働いているとはいえ、就職しようと思ってすんなり就職できるわけではありません。多くの人が就活で苦労するように、正規雇用を狙うことはそう簡単なことではないということです。しかも中途採用は、多くの人が知っているように新卒採用と比べてどんどん狭き門になっていきます。
フリーターが就職しづらいのは、フリーターというものが与えるイメージも影響してきます。周りに甘えて生きている人、考え方が幼稚な人、自立していない人といった印象はどうしてもぬぐい切れないため、就職の際に悪い影響を及ぼすことは多いです。特に今まで正社員をしていた経験のない人は、そういったマイナスのイメージで見られがちです。
そのためフリーターから就職を考えるなら、あまり高すぎる理想を持たないように注意する必要があります。高い年収や人気のある職種などの条件にこだわっていると、どうしても応募できる求人は少なくなっていきます。
就職支援を利用するとフリーターでも就職しやすい
フリーターから就職を目指すなら、なるべく就職支援を利用するようにすると良いでしょう。
一般的なもので言うと、利用しやすいものの一つにハローワークがあります。ハローワークはフリーターでも就職しやすいように就職先を紹介してくれるため、応募できるような求人が見つからず困っているような人は、ぜひハローワークに通ってみましょう。ハローワークは特にその地域の会社とつながりが深いため、自宅近くで就職を目指す際にはおすすめです。
他には就職エージェントの利用もおすすめです。最近はフリーターを積極的に支援する就職エージェントも増えています。正社員経験がない人でも安心して就職できるよう親身になってサポートしてくれるため、悩みに感じていることも相談しやすいでしょう。もちろん、フリーターでも挑戦できるような求人の紹介もたくさんしてくれます。
恋人がいる人は必ず「○月までに就職する」と伝えておこう
現在恋人がいる人で、相手と結婚を考えている人は、フリーターのままではやはり不安要素が残るでしょう。男性の場合は、さすがに今の状態ではプロポーズもできない…と感じている人は多いはずです。
そのため現在の恋人がいる人は、相手を安心させてあげるためにも、就職する意思があることはしっかり伝えておくべきです。そして就職に本気を出す意味も込めて、「〇月までには就職するから」と期限を伝えておくと良いでしょう。
そうすることで計画的に動くことができますし、追い込まれることで就職に向けて重い腰を上げることもできるでしょう。就職すれば安心してプロポーズができる、と思えば、それがフリーターから就職するモチベーションにもなるはずです。
まとめ
フリーターは正社員と比べて結婚できないことが多く、それには経済力や自立していないイメージなどが影響してきていると言えるでしょう。結婚において相手の経済力は大事なポイントになります。特に男性の場合は、安定していることや経済的に困窮していないことは、結婚するうえで欠かせない要素になると言っても過言ではありません。
現在フリーターで、今後結婚を考えている人は、安心して結婚するためにも先に就職を決めた方が賢明でしょう。優先すべきは婚活よりも就活なのかもしれません。自分の印象を上げるためにも、定職に就くことは最優先事項として考えていきましょう。