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退職給付金はいくらもらえる?失業手当・傷病手当金・退職金の金額目安を解説

退職給付金はいくらもらえる?失業手当・傷病手当金・退職金の金額目安を解説

「退職給付金はいくらもらえるのか」「退職給付金で200万円もらえるという話は本当なのか」「28ヶ月受給できるという広告を見たけれど、自分も対象なのか」と気になっていませんか。退職後のお金は生活に直結するため、金額の目安を知っておきたい方は多いはずです。

ただし、退職給付金という言葉は、一つの正式な公的制度名として決まっているわけではありません。一般には、退職後にもらえる可能性があるお金をまとめて「退職給付金」と呼ぶケースが多く、実際には雇用保険の基本手当、再就職手当、健康保険の傷病手当金、会社の退職金、保険料の軽減制度などが関係します。

そのため、退職給付金がいくらもらえるかは、どの制度を指しているかによって大きく変わります。この記事では、退職給付金はいくらもらえるのかを制度別に整理し、金額の見方、計算の考え方、広告でよく見る「200万円」「28ヶ月」といった表現の注意点を解説します。

退職給付金はいくらもらえるかは制度で変わる

退職給付金はいくらもらえるかを計算する電卓と書類
退職給付金はいくらかは、失業手当・傷病手当金・退職金など制度ごとに異なります。

退職給付金はいくらもらえるかを考えるとき、最初に確認すべきことは制度名です。失業手当の金額、傷病手当金の金額、退職金の金額、再就職手当の金額は、それぞれ計算方法が異なります。まとめて「退職給付金」と呼ばれていても、同じ計算式で出せるわけではありません。

失業手当は、離職前の賃金、年齢、被保険者期間、退職理由などによって基本手当日額と給付日数が決まります。傷病手当金は、標準報酬月額をもとに1日あたりの支給額が計算され、支給期間は同一傷病について通算1年6か月が基本です。退職金は会社の退職金規程や退職金共済、企業年金の内容によって大きく異なります。

したがって、「退職給付金はいくら」と一律に答えることはできません。自分の退職理由、給与水準、加入保険、勤続年数、健康状態、再就職予定を整理して、制度ごとに金額を見積もる必要があります。

退職給付金はいくら?失業手当の金額目安

退職給付金はいくらか失業手当の金額目安を確認する資料
失業手当は、離職前賃金や年齢、退職理由、被保険者期間で変わります。

退職給付金はいくらかを調べる人の多くが知りたいのは、失業手当の金額です。失業手当は正式には雇用保険の基本手当で、離職前の賃金をもとにした基本手当日額と、所定給付日数によって総額が決まります。

基本手当日額は、離職前6か月の賃金をもとに計算されます。ただし、賃金の全額がそのまま支給されるわけではありません。年齢や賃金水準に応じた上限・下限があり、賃金日額に一定の給付率をかけて計算されます。具体的な金額はハローワークで受給資格が決定された後に確認できます。

給付日数は、自己都合退職か会社都合退職か、被保険者期間がどのくらいか、年齢はいくつかによって変わります。自己都合退職では一般に90日からの給付になるケースが多いですが、加入期間や状況によって異なります。倒産や解雇などの場合は、給付日数が長くなることがあります。

失業手当の総額は「基本手当日額×給付日数」で考えます。ただし、求職活動、失業認定、再就職、アルバイトの申告などによって実際の受給状況は変わります。退職すれば必ず満額受け取れるものではない点に注意しましょう。

退職給付金はいくら?傷病手当金の金額目安

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傷病手当金は標準報酬月額をもとに計算されます。

退職給付金はいくらかという疑問では、傷病手当金もよく比較されます。傷病手当金は、業務外の病気やけがで働けず、給与が支払われない場合などに、健康保険から支給される制度です。退職後も一定条件を満たせば、資格喪失後の継続給付として受けられることがあります。

傷病手当金の1日あたりの支給額は、支給開始日以前の標準報酬月額をもとに計算され、概ね標準報酬日額の3分の2に相当する金額というイメージで理解されます。実際には、支給開始日前の加入期間や標準報酬月額の平均などによって計算されます。

支給期間は、同一の傷病について支給開始日から通算して1年6か月です。ただし、退職後の継続給付を受けるには、退職日までに継続して1年以上健康保険の被保険者であること、資格喪失時に傷病手当金を受けている、または受けられる状態であることなどが必要です。

広告で「長期間もらえる」と説明されることがありますが、すべての人が1年6か月満額で受け取れるわけではありません。給与の支払い、年金との調整、労務不能状態の継続、医師の証明などによって、支給額や支給期間は変わります。

退職給付金はいくら?再就職手当の金額目安

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再就職手当は、基本手当の支給残日数を残して早期就職した場合に確認します。

退職給付金はいくらかを考えるとき、早く再就職する人は再就職手当も確認しましょう。再就職手当は、基本手当の受給資格がある人が、所定給付日数を一定以上残して安定した職業に就いた場合などに支給される可能性がある雇用保険の給付です。

再就職手当の金額は、基本手当日額、支給残日数、支給率によって決まります。一般的には、支給残日数が多いほど金額も大きくなります。早く就職すると失業手当を受け取れなくなると考える人もいますが、条件を満たせば再就職手当という形で受け取れる可能性があります。

ただし、再就職手当には就職先や雇用形態、支給残日数、待期期間後の就職であることなど複数の要件があります。以前の会社と密接な関係にある事業主への就職など、対象外になるケースもあります。金額だけで判断せず、ハローワークで条件を確認しましょう。

退職給付金はいくら?退職金の金額目安

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退職金は会社の制度によって大きく異なります。

退職給付金はいくらかを調べるとき、会社から支払われる退職金も重要です。退職金は、会社の就業規則や退職金規程、退職金共済、企業年金などに基づいて支給されます。法律で全会社に支給が義務づけられているものではないため、制度がない会社もあります。

退職金の金額は、勤続年数、退職時の基本給、役職、退職理由、会社の計算方式によって変わります。自己都合退職と会社都合退職で支給率が異なる会社もあります。中小企業退職金共済のような制度では、掛金月額や納付月数によって退職金額が決まります。

退職金は税務上、退職所得として扱われることがあります。退職所得控除が適用される場合があり、通常の給与とは税金の計算が異なることがあります。金額を確認する際は、総支給額だけでなく、税引き後の手取り見込みも確認するとよいでしょう。

退職給付金はいくら?200万円という表現の注意点

退職給付金はいくらか200万円という表現を確認する電卓
200万円などの金額は、複数制度の合算や特定条件の試算である可能性があります。

退職給付金はいくらかを調べると、「200万円もらえる」といった表現を見かけることがあります。このような金額は、必ずしもすべての人に当てはまるものではありません。失業手当、傷病手当金、退職金、保険料軽減などを合算した例であったり、特定の給与水準・加入期間・健康状態を前提にした試算であったりする可能性があります。

たとえば、傷病手当金を長期間受けられる人と、失業手当を一定期間受ける人では制度の前提が異なります。傷病手当金は働けない状態を前提にする給付であり、失業手当は働ける状態で求職活動をする人の給付です。同じ期間に単純に両方を満額合算できるとは限りません。

200万円という金額を見た場合は、どの制度を含んでいるのか、期間は何か月なのか、給与水準はいくらなのか、退職理由は何か、医師の証明が必要か、税金や保険料を考慮しているのかを確認しましょう。最大例と自分の見込み額は別物です。

退職給付金はいくら?28ヶ月という表現の注意点

退職給付金はいくらか28ヶ月という表現を確認するカレンダー
28ヶ月という表現は、制度の支給期間を単純につなげた広告表現である可能性があります。

退職給付金はいくらかを調べていると、「28ヶ月受給できる」といった表現を見かけることがあります。この表現も慎重に確認が必要です。一般に、傷病手当金の支給期間は同一傷病について通算1年6か月、雇用保険の基本手当は退職理由や被保険者期間などに応じて所定給付日数が決まります。

28ヶ月という数字は、複数制度を一定の順番で利用した場合の説明として使われることがあります。しかし、傷病手当金を受ける人は働けない状態、失業手当を受ける人は働ける状態で求職活動をすることが前提です。単に期間を足し合わせれば誰でも長期間受け取れる、という理解は危険です。

また、雇用保険の受給期間には原則として期限があります。病気やけがで働けない場合は受給期間延長の手続きが関係することがありますが、期限や条件を守る必要があります。広告上の期間だけを見て退職を判断せず、ハローワークや健康保険に自分のケースを確認しましょう。

退職給付金はいくらか自分で概算する手順

退職給付金はいくらか自分で概算する手順を確認するノート
制度ごとに分けて概算すると、現実的な見込み額が見えます。

退職給付金はいくらか自分で概算するには、まず制度を分けましょう。失業手当、再就職手当、傷病手当金、退職金、保険料軽減、年金免除などを一覧にします。次に、自分が対象になりそうな制度だけを残します。

失業手当を概算する場合は、離職前6か月の賃金、年齢、雇用保険の加入期間、退職理由を確認します。傷病手当金を概算する場合は、標準報酬月額、労務不能期間、給与支払いの有無、退職後の継続給付条件を確認します。退職金は勤務先の規程や退職金見込額の通知を確認します。

次に、支給時期も確認します。失業手当は求職申込み、待期、給付制限、失業認定を経て支給されます。傷病手当金は申請書提出後、審査を経て支給されます。退職金は会社の支給時期に従います。総額だけでなく、いつ入金されるかも生活設計には重要です。

退職給付金はいくらかで見落としやすい負担

退職給付金はいくらかで見落としやすい保険料と税金を確認する家計簿
受け取るお金だけでなく、退職後に支払うお金も確認しましょう。

退職給付金はいくらもらえるかだけを見ると、退職後の生活費を見誤ることがあります。退職後は給与が止まる一方で、住民税、国民健康保険料、国民年金保険料、家賃、生活費などの支払いが続きます。受け取るお金と支払うお金をセットで見ましょう。

失業手当や傷病手当金は、税金の扱いが給与や退職金と異なる場合があります。一方、退職金は退職所得として課税関係が生じることがあります。住民税は前年所得に基づいて請求されるため、退職後に収入が減っても支払いが続く点に注意が必要です。

国民健康保険料や国民年金保険料が重く感じる場合は、軽減・免除・猶予の制度を確認しましょう。これらは直接お金を受け取る制度ではありませんが、退職後の支出を抑える効果があります。実質的な生活資金を考えるうえでは重要です。

退職給付金はいくらかを相談する窓口

退職給付金はいくらかを相談する窓口を確認するスマートフォン
金額の確定は、制度ごとの窓口で確認しましょう。

退職給付金はいくらかを正確に知るには、制度ごとの窓口で確認する必要があります。失業手当や再就職手当はハローワーク、傷病手当金は協会けんぽや健康保険組合、退職金は勤務先、国民健康保険や年金の軽減・免除は市区町村や年金事務所で確認します。

相談するときは、退職日、退職理由、離職票の内容、雇用保険の加入期間、給与明細、標準報酬月額、健康保険証の情報、医師の診断、退職金制度の有無などを準備しておくとスムーズです。情報が不足していると、窓口でも正確な回答が難しくなります。

民間の診断サービスを使う場合は、あくまで目安として受け止めましょう。診断結果が高額でも、実際の受給可否や金額は公的機関や保険者の判断で決まります。個人情報を入力する場合は、運営者や利用目的も確認してください。

退職給付金はいくらもらえるかのまとめ

退職給付金はいくらもらえるかのまとめを確認するチェックリスト
退職給付金はいくらかは、制度ごとに分けて確認することが大切です。

退職給付金はいくらもらえるかは、どの制度を指しているかによって大きく変わります。失業手当は雇用保険、傷病手当金は健康保険、退職金は勤務先の制度、再就職手当はハローワークで確認する給付です。まとめて一つの金額で考えるのではなく、制度ごとに見積もる必要があります。

「200万円」「28ヶ月」といった広告表現は、特定条件の試算や複数制度の合算である可能性があります。自分にもそのまま当てはまるとは限りません。金額を見るときは、制度名、条件、期間、申請先、他制度との関係を必ず確認しましょう。

退職後のお金を正しく把握するには、受け取れる可能性があるお金と、退職後に支払う税金・保険料をセットで整理することが重要です。まずは公的窓口で自分の条件を確認し、現実的な生活設計を立てましょう。